阪神淡路大震災もう25年になるのですね。「投資をしよう。」と決心したきっかけになった大震災でしたね。典型的なバブル世代でしたから、高級ブランドとか大好きではなかったけど、当然知っていたし、良いものを持つのが当たり前。海外旅行など、楽しい経験にお金を使うのは当たり前。女性が社会に進出できるようになったのも当たり前。こういう生活がずっと続くのが当たり前。オウム真理教のような新興宗教がはやるのも、まぁ当たり前?そういう日常で、起こった非日常。ものすごく怖い日々。小さい子がお母さんの目の前で建物に潰されてしまう。「痛い!熱い!」と叫んでいたけど、その声が小さくなり、母親の目の前で亡くなった子供たち。何も悪いことなどしていないのに、どんどん死んでいく人たち。建物に挟まれて、連れ出すこともできず、火事が発生。火が目前に迫ってくる。「もういいから逃げてください!」と、まだ生きているのに、助けることができず、泣く泣くその場を離れた人もいるはず。そして、嘘やデマがどんどん流行っていく。もう何を信じたら良いのやら。本当にあった事なのですよ。とってもとっても怖い事だけど。事実。その当時大阪にいた私。早朝突然の大きな揺れで目が覚めました。マンションに住んでいましたが、そのマンションがまるで大型船のように、ゆらりゆらりと揺れたのです。最初は、自分の体に何か不調なことが起こったのかと思いました。「昨日何食べたっけ?」寝ているのに体が揺れるような感じがするって、もう間違いなく頭の異常か神経の異常だと思った。痛みは一切無い。一体何?地震だ。大地震だ。そうか!地震だよこれは!「まずはガスの元栓閉めなくっちゃ。」そこから先はよく覚えていない。TVを観て、水や、食料の確保。バスタブにどんどん水を貯めていった。寄付をするにはどうしたらいいのか?神戸の方面に知り合いがいたかな?わからない。思い出せない。だれもいなかったはず。あ、神戸に夫の親戚がいたはず!だれだっけ?マンションの一番上に行って様子を見たい。でもエレベーターは動かない。階段を登って最上階へ行って、辺りを見渡すと、所々で煙が上がってる。火事だ。そういえば避難場所どこだっけ?幸い停電はなかった。水もガスも無事。銀行のATMは使えないようだ。コンビニのおにぎり、お弁当、全部売り切れ。パンが飛ぶように売れている。デパ地下は大勢の人でごった返しているようだ。それからしばらくして夫が突然帰ってきた。「どうしたの?」「電車が全く動かない。」「え?、会社どうなるの?」「今日は休むしかなさそうだな。」「電車がや動いていないんだ。」「そうだな。」「大変だね。」「全くそうだね。」何気に夫と会話をしていたら、少し冷静になってきた。あ、実家に電話しよう!無事だってこと知らせなくっちゃ。『ただいま回線が混雑していて通じません。』TVアナウンサーの言葉が響く。そうだよねぇ。みんな電話するよね。大変な時だもの。電話は遠慮しよう。明日でいいや。〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜色々とあって、話が前後左右、時系列無視状態ですが、まぁ、それだけ色々と記憶とかも混乱してます。仲良くしていた後輩が亡くなったりして、暫く悲しくて緊張した状態で過ごしていました。こういう経験をするとですね、経済ってなんだろう?お金ってなんだろう?私にとって本当に大事なものってなんだろう?哲学してしまう。色々と哲学していって、得た結論は、『本物の資産を得るための、知識を得る。』本当に大事なものだけ貯めよう。本、食料、衣服食べ物、燃料、健康、本物で、本当に大事な物を、身の回りに置こう。
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