いよいよ新学期で、
クラス替えがあった。
幸いなことに、息子のクラスはとても良い感じだ。
息子も「ほぼ理想的なクラス」とのこと、私もありがたいことだと思う。
わが家では、
何か問題が起こったら、
「これは有事に匹敵するかどうか?」で対策を考えます。
息子が小学校中学年の時のいじめの問題では、
わが家は有事として対応することにした。
有事の時は、戦争状態に入るということで、
すべてのルールがいったん無効になる。
わが家には、
それなりにルールがある。
◆家の手伝いをする。
◆学校には遅刻しないように行く。
◆友達(クラスメイト)の悪口は言わない。
◆女の子(女性)には絶対に手を上げない。(暴力禁止)
◆勉強をしっかりとする。
息子に対してはこういうルールを課している。
しかし、有事の場合はそれらすべてを破棄する。
息子がいじめの被害に遭っていたときには、
★学校へは行かなくて良い。(怪我や器物破損を防ぐ。)
★クラスメイトで怪しいことや気になることがあったらすべて親に言う。
(要するにチクって構わないということ。)
★勉強は遅れても良い。
その分好きな塾や習い事は、条件さえ合えば全部させてあげる。
どういう理由か理解できないけど、
息子が被害に遭っている状態は、
わが家に戦争をけしかけられている状況であるから、
こちらとしては、速やかに応戦対応をするのは当たり前。
ほったらかしにしていたら、
他の家庭にも迷惑がかかる。
まずは学校との連携。
イジメている家庭の親との関係遮断。
(電話も連絡も一切しない。国でいえば国交断絶。)
教育委員会への学校改善を最優先していただけるようにするための働きかけ。
息子の心身のダメージの回復のために医療機関への速やかな対応。
それから
インターネットと図書館から、学校のいじめに関する書籍、情報の収集
(知識武装)
万が一、法廷で争うことも想定に入れるて
弁護士探し、警察関係者の縁故をつける。
これらをすべて、わが家は行いました。
お金が飛ぶようにかかりましたけど、
(有事にはお金がかかるのね・・・・。)
ちっともおしいとは思わなかった。
(特に塾関係は息子の心のよりどころになってくれて感謝しています。
まぁ、いまだに家計を圧迫しているけどねぇ・・・・・。)
何も、武器を使ってドンパチするだけが戦争ではない。
ルールが全く効かないで守られていなくて
とんでもない被害を被っている状況を有事という。
自然災害時も有事だし、
大事故も有事だろうし・・・。
そういう状況に家族が巻き込まれたら、
家族は団結して家族を守っていく。
当たり前のことだ。
そのためにはどういう戦い方をしたら一番被害が少なくて、
回復が早いかを考えて行動すればいい。
勝ち負けよりも、
被害を最小限に食い止めて、
なおかつ平和時になったときに少しでも良い方向に前進していること。
これが大事。
- いじめっ子・いじめられっ子の保護者支援マニュアル―教師とカウンセラーが保護者と取り組むいじめ問題/金剛出版
- ¥2,808
- Amazon.co.jp